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30代前半システムエンジニア男性が月70万円を稼ぐまでの軌跡


30代前半で月70万円を稼ぐエンジニア男性の転職経歴を紹介します

男性の紹介

名前

  • サイトウ(仮名)

年齢

  • 30代前半

性別

  • 男性

職業

  • システムエンジニア(フリーランス)

月収

  • 70万円以上

スキル

  • JavaScript、PHP、MySQL、nginx、HTML、CSS等

エンジニアは未経験から

サイトウさんは未経験からシステムエンジニアになったそうです。

サイトウ「20代前半まで地場の金融機関で正社員をやってました。給料はそこまで高くなくて年収280万円前後で先輩も給料は低めでした。
事業に将来性も感じられず転職しようと思っていました。」

何故システムエンジニアになろうと思ったのでしょうか?

サイトウ「世の中の仕事がどんどんシステム化されているのを感じてこれからはコンピューターの時代だと感じたからです。プログラミングはエクセルで少しVBAをいじった事がある程度の未経験の状態でした。」

なるほど。コンピューターに未来を感じたわけですね。

ベンチャーで修行

金融機関を退職したサイトウさん。ITのキャリアはどのように始まったのでしょうか?

サイトウ「求人サイトを色々見てみました。未経験で入れる会社もいくつかあり、いわゆるSES(システムエンジニアリングサービス)という会社も面接を受けてみました。
ただどこも実体は派遣といった感じで、出来れば自社でサービスを開発している会社が良いなと漠然と思ってました。

SESからいくつか内定を頂いたのですが、自社サービス開発を行っている会社からはなかなか内定が貰えませんでした。
ただ1つだけ社員数人でしたがベンチャー企業から内定を頂けたんです。」

その会社に入社する事に決めたサイトウさん。ただ仕事は大変だったようです。

サイトウ「社員数が少ないので仕事も忙しく労働環境も教育環境も整っていない会社でした。
自分以外にエンジニアの社員は1人しかおらず、ほとんど放置状態でした。
Web系のサイトを作る業務を行っていたのですが、仕事の振り方も丸投げといった感じで未経験でこなすのは難しい状態でした。

言語はPHPが中心で他にもMySQLやマークアップ言語のHTML、CSSも使っていましたね。」

入社してから努力して少しずつプログラミングをこなせるようになったサイトウさん。
そんな中転機が訪れます。

サイトウ「ほとんど独学でしたが毎日夜中まで勉強し少しずつプログラムは書けるようになっていました。
ただその会社の売上げが安定せず給料も月20万程と高くはなく、仕事も無茶ぶりが多かったので違う会社で働こうと思うようになっていました。」

無収入に

その会社で1年程働いた後転職を決意したそうです。

サイトウ「失業保険も出るのでそのベンチャー企業を辞めて他の会社を探そうと決断しました。
自己都合での退職なので失業保険が出るまでは無収入となりました。」

フリーランスになる

無収入となってしまったサイトウさんですがすぐに転職活動を開始したそうです。

サイトウ「ベンチャーに入る前にシステムエンジニアで多いSESが派遣(特定派遣)である事はわかっていました。
それまで漠然と派遣=良くないものと思い込んでいましたが、システムエンジニア業界では必ずしも悪いものでもないかなと思い始めていました。

システム構築業務の場合、実装フェーズでは人手がかかり、運用保守フェーズでは人手がそれまでより必要無くなるため業界ではSESが多いのだなという事は理解していました。

システムエンジニアは企業に所属しないといけないと思い込んでいましたが、そうではないフリーランスという形態がある事をこの時知りました。
自分の力を試すためにフリーで一度やってみようと思ったんです。」

なるほど。フリーランスになる不安はなかったのでしょうか?

サイトウ「なかったと言えば嘘になります。
実力の世界ですし、仕事が見つからなかったり契約してもらえない可能性もある。
ただとりあえずやってみようと思いました。」

フリーランス初仕事

こうしてフリーランスを目指し仕事探しを始めたサイトウさん。仕事はすぐに見つかったのでしょうか?

サイトウ「始めは仕事を見つけるのに苦労しましたね。
ランサーズでSOHOの仕事を探し始めたのですが単価も低くて、要求仕様に対して割安な仕事が多いと感じました。
その仕様もあいまいなものが多かったんです。
発注者も発注の仕方がわかっていない人が多いように感じました。

しかも仕事を取るのに他のエンジニアと競争になります。
仕事を取る事には成功しました。
チャットシステム付きのポータルサイトで完成させて20万円でした。」

サイトウ「作業を進めていたのですが、仕様がコロコロ変わるので苦労しました。
しかも当初提示された仕様でサイトを完成させたのに、さらに修正を依頼されたのです。
その追加修正に対してはお金は支払われませんでした。
まだサイトは完成していないから当初の依頼に修正も含まれるでしょといった態度でした。

これは割に合わないと思い、当初の仕様は満たしているので仕事を完了させてお金の支払いをお願いしますと発注元に依頼しました。

ですがなかなかお金を支払ってくれないんです。
何度も支払い要求をしてようやくお金を支払ってくれました。」

それは大変でしたね。

エージェントを利用する

サイトウ「これは割に合わないと思い、フリーランス専門のエージェントを利用してみる事にしました。
提示されている報酬も月50~80万と高めでした。
ただそれだけ高いとその分大変な仕事なのかなという恐怖はありましたね笑」

サイトウ「転職エージェントはレバレジーズ(現レバテック)を使ってみました。
サイトから申し込んで経歴やスキル等を送信しました。
その後返事が来て一度渋谷にある会社に来て面談を受けて下さいと言われました。」

意外と簡単なのですね。

サイトウ「はい。言われるがまま面談に行くと凄く綺麗な女性の方が対応してくれました。
ネットで検索したらレバガールと言う通称もありました。
綺麗な女性に対応してもらって利用してもらおうという意図なのかなと勝手に解釈しました笑」

サイトウ「その女性の方曰く自分のようにSES等で数年キャリアを積んでいないままフリーになる人は珍しいそうです。
実力の世界なので実績がないと企業側も採用してくれない可能性が高いとの事でした。
ただ採用も不可能ではないとの事で契約してくれる企業を紹介してくれることになりました。」

エージェント経由で仕事探し

親切な会社ですね。仕事はすぐに見つかったのでしょうか?

サイトウ「エージェントにも営業さんがいて、それぞれ担当している企業があるみたいです。
自分の持っているスキルで募集している会社に経歴シートを送り、面談してくれる会社を探しました。
いくつかの企業に営業さんと面談に行きましたね。

何社かは不採用になりましたが5社目に採用してくれる企業が見つかりました。
1週間ちょっとで見つかりました。
意外とすぐに見つかった印象です。」

それは凄いですね。

サイトウ「はい。安心しました笑
報酬は月稼働140から180時間で月60万円、3カ月契約でした。
月稼働140時間以下は控除で180時間以上は追加でお金が支払われます。
仕事で使用するパソコンは取引先からの貸与でした。会社によりますがパソコンは貸与の場合が多いようです。

上場しているWeb系の会社でシステム構築やテストを行う業務内容でしたね。

都内にある会社で週5勤務で土日祝休みで9時~18時の勤務で休憩1時間という内容でした。
名前を聞いた事のある会社でしたし都内一等地にある会社なのでいきなりこんな会社に行けるのかという感じでした。

報酬も十分でしたね。
フリーランスなので報酬の中から交通費や税金、社会保険料も支払う必要がありましたが十分でした。」

再び勤務開始

仕事は順調だったのでしょうか?

サイトウ「プロジェクトの納期前に忙しくなる事もありましたが順調でしたね。
仕事内容で会社員と大きく差があるとは感じませんでした。
必要なスキルは自分で勉強しなければいけませんが現場の方のフォローもありました。

他の会社のSESの方やフリーランスの方とも仲が良くなり飲み会もありました。
そこで出来た人脈の中には今も交流がある方もいます。
3カ月経った後も継続契約してもらえて3回契約更新して1年いました。
その後は取引先の都合で契約更新がありませんでした。

レバテックの担当の方がついてくれて定期的に面談があり、何かあればいつでも相談に乗ってくれる体制になっていました。」

フリーランス2社目の会社へ

契約が終わりましたが次の契約先は見つかったのでしょうか?

サイトウ「契約継続の意思を参画中に聞かれ、参画中に契約更新があるのかわかるのですがレバテックの営業の方のサポートもあり次の仕事を探し始めてから1日で次の契約先が見つかりました。
この時は実績もあったのですぐ見つかりましたね。収入が途切れる事はありませんでした。

求人市場の状況にもよると思いますが、スキルと実績があればすぐに次の仕事が見つかる印象は持ちました。」

2社目はどのような条件だったのでしょうか?

サイトウ「2社目もWeb系の会社で稼働時間等は前と同じで月の報酬が67万円になりました。かなり収入が上がったので嬉しかったです。」

それは凄いですね。転職時が一番収入が上がると言われているのは本当なんですね。

サイトウ「そうですね。その会社とは3カ月毎に契約更新があるのですが6年目に突入しました。
2年程で報酬が3万円アップして月70万円になりました。
コロナ禍になってからはリモートワークになり在宅勤務となっています。

仕事内容は大変な時もありますがそこまできついと感じた事はないですね。」

フリーランスと会社員の違い

フリーランスエンジニアと会社員ではどのような違いがあるのでしょうか?

サイトウ「法律で雇用が守られているといった事や税金、社会保険料を自分で支払わなければならないという一般的な違いはありますね。

ただ個人的に大きく違うと感じたのは報酬と契約サイクル、人のつながりですね。

報酬はフリーの方がかなり高いと思います。
契約サイクルに関しては毎回契約更新してもらえるかの不安はあります。フリーはスキルに自信がある人向けですね。
ただ人材流動性は高いので比較的すぐに次の仕事は見つかりやすいのかなと思いました。

人のつながりに関してはやはり会社に属していないのでフリーの方が少ないです。
余計なしがらみはなくて現場で知り合った方とは飲み会もありますしプライベートで遊びに行ったりもしますね。
人それぞれという感じで会社員のように強制された人間関係はほとんどないという感じですね。

レバテックでは交流会も開催されているみたいなのでそこに参加するのも良いと思います。
ただ自分は参加した事がないです笑」

サイトウ「フリーは自分でスキルアップをしなければいけませんが、これは人によると思いますが個人的には会社員とそれほど大きく差はないのかなと感じました。

結局フリーも会社員もエンジニアなら自分から学びにいかないといけないのは同じかなと思います。
会社でお金を出してくれるといった点に関しては差がありますね。

それとSESのように取引のよくある会社に行かなけばいけないという事はなくてある程度自分のやりたい技術を使う仕事を探せるのは魅力だと思います。
その代わり自分で勉強して準備しておく必要があります。」

まとめ

サイトウ「お金を多く貰いたい、自分である程度仕事を選びたいといった人はフリーランスの方が良いと思います。

仕事が取れるか不安、人との繋がりが欲しいというような方は会社員の方が良いと感じました。

自分のようにシステムエンジニアとしてのキャリアが少ないままフリーになるのは無謀なのでお勧めしません笑
エンジニアのキャリアが3年以上あって考えた上でフリーランスに挑戦してみるのはありだと思います。

特段会社員のエンジニアと違うスキルは求められない事がほとんどです。

エージェントは色々あってレバテックさん以外のところは聞いた話でしか知りませんが、レバテックさんはフリーを目指す人にとっては悪くないエージェントだと思います。
自分の場合はかなりお世話になりました。」

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