長期金利が3月25日から3月29日にかけて金利誘導目標の0.25%を超える中、日銀が2022年3月31日までに国債の連続指値買いオペを実施しました。
29日には5200億円を買い入れ、30日には2兆3000億円という巨額の国債を買い入れました。
最近では連日値上げが行われスタグフレーションの懸念が出てきている中何故日銀は物価上昇要因である国債の買い入れを行ったのでしょうか?
それは日銀が長期国債を平均利回り0.23%程度で保有していると言われているからです。
日銀が巨額の日本国債を保有している事はこの記事でも解説しました。
日銀がもしインフレ率低下を狙い国債買い入れを停止したり、利上げを行えば国債価格が大きく下落し金利が相当上がる可能性があります。
そうなれば日銀は債務超過に陥る可能性があるのです。
すると日本円の信用が下落し円安がかなり進む事が予想されます。
日銀には選択肢があまりないのです。
日銀はひたすら次の増税や社会保険料増額が実施されるまで耐える方針なのかもしれません。
次の大幅な増税は消費税に対するインボイス制度導入が予想されます。
これも国民に大きな負担を強いる事になりますが物価押し下げ効果が想定されます。
一体いつまで国民に負担をかけ続けるのでしょうか。