藤巻健史(ふじまきたけし)氏は為替・債券・株式トレーダーでモルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)の東京支店長兼日本代表、日本維新の会から出馬し2013年7月29日から2019年7月28日まで参議院議員も務めた方です。
藤巻氏は長年日本銀行(日銀)が大量に日本国債を低金利で保有しているためインフレとなり長期金利が上がれば日銀は債務超過に陥り、現行の日本円、日本国債の価値は大暴落しハイパーインフレが起きると主張しています。
日銀が債務超過に陥り日本円、日本国債が大暴落する日を同氏は「Xデイ」と呼んでいます。
日本円は長年安全資産とされ、有事には買われて円高になってきたためそんな事はあり得ないと否定する人達が多くいました。
しかし今年に入ってから特に円安の進展が顕著であり、国債価格も下落傾向である事から日経新聞もかなり円安の為替レート予想を掲載するようになり風向きが変わってきました。
藤巻氏が主張によれば日銀が非伝統的金融政策を開始した事によりハイパーインフレの危険度が増し、その爆発は間近との事です。
また、同氏はXデイの備えとしてFXでドルの直物買いを行う事が資産防衛になると主張しています。